ギガフォトン、ベンダーに依存しないデータ監視・管理・分析のための半導体業界最高水準のオープンプラットフォーム「Fabscape」の無償トライアルアクセスを開始

栃木県小山市; 2022年8月3日 – 半導体リソグラフィ光源の主要メーカーであるギガフォトン株式会社(本社: 栃木県小山市、代表取締役社長: 浦中克己)は、本日、開発者向けFabscapeトライアルプログラムの提供を開始したことを発表しました。このトライアルでは、世界の半導体業界向けに装置のモニタリングと分析を効率化するために構築されたオープンプラットフォームであるFabscapeの各種開発ツールを無料で利用することが可能です。

Fabscapeは、オープンなエンドツーエンドのデータおよびアプリケーションプラットフォームで、チップメーカーは装置のベンダーに関係なく、生産ラインのほぼすべてのツールでデータを取得、変換、視覚化、活用するアプリケーションを開発可能です。マイクロサービスアーキテクチャ上に構築された、ベンダーに依存しない形のプラットフォームにより、開発者はあらゆるプログラミング言語を使用して最適化されたソリューションを迅速に構築・展開することができ、また既存のコードも活用することも可能です。

DX推進室長の峰岸裕司氏は、こう述べています。「長年にわたり世界の半導体メーカーをサポートする中で、各社が独自の課題を抱えており、チップ技術の進歩とともにその課題がますます複雑化していることに気付きました。業界全体が抱える問題を解決するよりよい方法があるはずと考え、ベンダーに依存しないオープンなデータおよびアプリケーションのプラットフォームを開発することを決意したのです。」

Fabscapeプラットフォームは新たに一般公開されましたが、ギガフォトンは過去5年間にわたり、このオープンプラットフォームを利用してお客さまそれぞれに合わせた形のAIソリューションを開発し、完成度を高めてきました。世界中の多くの大手半導体メーカーが、ギガフォトンの光源をサポートするために長年このプラットフォームを使用してきました。現在は、大手半導体メーカーに限らず誰でも、生産ライン全体にわたるソリューションの構築と統合に、このプラットフォームを利用することが可能です。

ギガフォトン代表取締役社長の浦中克己は、こう述べています。「我々のビジョンは、このプラットフォームが、半導体業界全体の生産性を妨げている縦割り型ソリューションからお客さまが脱出する、その一助となることです。すでに世界のチップメーカーがFabscapeを利用して、当社の光源用に構築した拡張機能を稼働させています。我々は、各チップメーカー固有の課題を解決するためのソリューションを、それぞれのお客さまに合わせた形で、非常に迅速に開発することができます。そして今、我々は、オープンプラットフォームの開発環境をより多くの人々に提供し、世界の半導体産業の効率化をさらに加速させたいと考えます。」

無料トライアルプログラムは、開発者コミュニティを対象としており、期間限定でFabscapeプラットフォームへのリスクフリーなアクセスを提供します。開発者はFabscape開発者ツールにアクセスし、カスタマイズ可能なダッシュボードビューの作成、既存コードの移植、拡張機能の構築を行うことが可能となります。

Fabscapeのトライアルプログラムは、現在利用可能です。3ヶ月間のトライアルを希望する開発者は、https://fabscape.net/trial にアクセスして詳細を確認し、すぐに開始することが可能です。

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Yuji Minegishi 

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